黒糖から造る蒸留酒と聞いて、黒糖焼酎を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、黒糖から造られるラムもあるんです!
それが、今回初出展となる「ナインリーヴズ(NINE LEAVES)」さんのラム。
スタイリッシュなロゴマークは、創業者である竹内義治氏の家紋の九枚笹に由来するそう。根が強く、風雪寒暖に強い竹は、土地を強くすると言われ家紋としてよく用いられています。この九枚笹をモダンにアレンジしたのが、ナインリーヴズさんのロゴマークなんですよ。
2013年に滋賀県大津市で製造を開始し、またたく間にフランスやドイツでも高い評価を得ています。一体他の蒸溜所と何が違うのか?
一般的にラムの材料には、糖蜜(砂糖を生産する際の副産物)もしくはサトウキビのジュースが使用されます。これに対しナインリーヴズさんでは、沖縄産のサトウキビから作られた黒糖を原料としています。クリアですっきりとした甘味を求めた結果、この方法に行き着いたとか。
お酒作りに欠かせないお水は、蒸溜所のある滋賀の長石鉱山から湧き出る超軟水(硬度12)を使用。そして酵母も、国産のものを使用しているんです。
まさに、国産ラムの名にふさわしい、ひとつひとつ丹念に選ばれた原料で作られています。
ウイスキーと同じく、蒸留したてのラムは無色透明。これをステンレスタンクで数ヶ月休ませた後、加水をしたものがホワイトラムとしてリリースされます。ナインリーヴズさんでは、「隠しごとなく、明解に、正直に丹精込めたラム造り」をしていることから、ホワイトラムではなく「クリアラム」という名前でリリースしています。
また、樽で熟成させたラムもあります。バーボン樽をはじめ、カベルネ・ソーヴィニヨン樽、ペドロヒメネス樽など多様な樽を使用して熟成をしているそうです。どれも少量限定のアイテムなので、ぜひブースで試してみてくださいね♪
創業者の竹内氏は、自動車部品製造会社から参入を果たしたという異色の経歴の持ち主。「最初から最後まで自分の思いと目が届く完成品を作ってみたい」という思いでラムを造っているそうです。
そんな竹内氏は、7月28日(日)の無料トークショーにもご登壇くださいます。世界的に大ブームと言われるクラフトジン&スピリッツは、実際どうなっているのか?世界の第一線で活躍する方々の証言で読み解いていきます。
セミナー番号:14
7月28日(日) 14:15〜15:00
会場:セミナールームA
料金:無料
ラムや、ジンなどの世界のスピリッツ事情をじっくり聞いてみてくださいね♪