富山県の西部、砺波市にある老舗の酒蔵の若鶴酒造さんの蒸溜所「三郎丸蒸溜所」。北陸唯一の蒸溜所として稼働しています。
2017年に設備などを大幅に改修し、見学もできる蒸溜所としてリニューアルしました!
ウイスキー製造の歴史は古く、1952年にウイスキー製造の免許を取得。「サンシャインウイスキー」の名でブレンデッドウイスキーをリリースしています。
時は流れて60年あまり。
古くから使われてきた、ステンレス製の蒸留機を一部銅製に作り替え、三郎丸蒸溜所としてのウイスキーづくりが始まったのです。
毎年、さまざまな設備増強をしながら、新たなウイスキーを生み出しています。
最新の設備増強は、なんと今年2019年6月!
それが、世界初となる鋳物製の蒸留機「ZEMON(ゼモン)」です。
この蒸留機を作ったのは、若鶴酒造さんの三郎丸蒸溜所がある砺波市のお隣、高岡市の銅器製造メーカー。銅器製造の90%を占める、高岡市だからこその高い技術を生かした蒸留機です。
ウイスキーの蒸留機といえば、通常、純銅製。これは、蒸留の際に発生する硫黄化合物による不快な風味を、銅が取り除いてくれるためです。
鋳物の場合は、8%程度の錫が入った銅錫合金。純銅じゃないの?という方もいるかもしれませんが、錫も古来からお酒の味をまろやかにすると言われている素材。銅と錫の2つの効果によって、より高品質なウイスキーができるとか。
どんな味わいか楽しみですよね。
また、若鶴酒造さんのウイスキーは、製造のシーズンも独特です。
一般的には、7月から9月にかけてメンテナンス等により製造休止となるウイスキー。
これに対し若鶴酒造さんでは、夏がウイスキー製造のシーズンとなります。これは、冬に日本酒の仕込みがあるため。今年も6月から、ウイスキーの製造がスタートしているんですよ。
リニューアルし、革新的な取り組みを続ける三郎丸蒸溜所のウイスキー造りを主導するのが、取締役の稲垣貴彦氏。
今回なんと!
セミナーをしていただけることになりました!!!
<セミナー番号:5>
ブランド:若鶴酒造 三郎丸蒸留所
講演者:稲垣 貴彦 氏(取締役)
タイトル:三郎丸蒸留所年代記
試飲アイテム:4種(1994シングルモルト、ニューポット3種)
日時:2019年7月27日(土)14:00~15:15
会場:セミナールームB
定員:24名
受講料:2,000円(当日チケット10枚)
三郎丸蒸留所の貴重な長熟原酒と、最近の原酒をテイスティングしながら、蒸留所の歴史を振り返りつつ、世界初の鋳物蒸留器ZEMONなど最新の動向を語ります。
お申し込みは、コチラから。
静岡クラフトビール&ウイスキーフェア2019有料セミナー